7月11日、湯河原の吉祥院で行われたヨガリトリートに、ロルフィングⓇ講座の講師として参加させていただきました。

ヨガの講師は、岩手県の作業療法士の今村泰丈先生、北海道セラピスト協会の理学療法士の白浜芳幸先生、ボディワークの経験も非常に豊富なお二人です。

 

受講生は、理学療法士、作業療法士、柔道整復師の先生方、16名でした。

今村先生主催のリトリートなだけあって、マニアックかつ、熱心な先生ばかりです(笑)
途中、皆さんの真剣でまっすぐな視線に鳥肌が立ちました…。

 

湯河原1

 

 

テーマは、多数決で希望者の多かった、「見る」と「スパイラルライン」にしました。
以下は、主に受講生の方たちのフォローとして書きますね。

 

 

まずは、最近大事にしている「見る」から。
ロルフィング講座ではあるのですが、このテーマはロルフィングとは無関係です
説明不足で申し訳ありませんm(_ _)m

 

その人が何を見ているかによって、身体の動きは変わります。
自分の外にあるもの(人・もの)か、それとも、中にあるもの(身体感覚・感情・思考)か。

 

 

現代の、特に都市部で生活する人は、関心も身体も、自分の中に向かって萎縮してしまっていることが多いです。

視覚・聴覚への扇情的で刺激が強い情報が非常に多いこと、PCでなければスマホを見ているといった手元ばかり見る生活スタイル、などが主な原因ではないかと思います。

 

 

講座では、それを中を見ている状態と言いましたが、そうすると、目の焦点(意識)が近くに固定されます。

 

実際に確認できますので、やってみてください。

遠く「も」見られていることが前提ですが、頸椎が屈曲して喉や胸が緊張し、呼吸が浅くなることが分かります。
同時に、ヘッドコントロールも難しくなります。脊柱の遠心性の動きも妨げられます。

これではコアが機能しません。
結果として、たとえば、デスクワーカーが仕事上がりにヨガに行って、腰を痛める…といったことが起こりえます。

 

 

それでは、どうするか。

講座でも言いましたが、自分の外を見ること。

それが難しい方は、同時に腹圧を高めるのが助けになります。

 

実は、外を見るためには、他にもいくつかポイントがあります。
一言で言うと、「全身で外を安定して見られる」状態を作っていくのですが、これはまたの機会に。

 

外を見ることで、特に胸郭、全身で中からの本来の動きが出てきて、呼吸が深くなり、首や肩関節の可動域が広がります。

また、ちゃんと外を見続けていると、普段反芻されがちな、思考や感情がなくなります。
たとえば、心配事、最近腹を立てたことなど、思い出そうと思っても、自然とそれができなくなります。

 

身体の面では、腹圧が入りやすくなり、地面の水平の広がりを感じられ、自然と地に足が着く感覚(グラウンディング)が得られます。

だから、地に足を付けるには、昔から「目の前のことにきちんと対応しなさい」と言われてきたんでしょうね。

 

 

…といったことをお話ししました。

せっかくヨガのリトリートに参加されているのに、内観を否定するような言い方になってしまって、ちょっと反省しています。

 

ただ内観含む、何事も「過ぎたるは及ばざるがごとし」かと。

自分の中にこもってしまって、出てこられなくなり、結果として身体を痛めたり体調を崩したり、そこからなかなか回復できない人たちが確実に増えているのを、ここ数年で実感しています。

 

だから最近では、現代人に対しての「ボディワークの功罪」というようなことも考えますが、一つの見方として皆さまの参考になれば幸いですm(_ _)m

 

 

もう一つの「スパイラルライン」については、湯河原ヨガリトリートのロルフィングⓇ講座」② 【スパイラルライン】でご説明します。