4.セッションの進め方

 

1)セッションを始める前に

 

ロルフィングの初回のセッション(施術)では、ロルフィングを受ける目的を確認します。またその達成のために必要な範囲で、既往歴・経歴についてもうかがいます。


2回目以降の場合は、前回のセッションを終えた後の変化をお聞きし、今回特に注意を払う必要がある症状や部位を確認します。

 

2)姿勢・動作のチェック

 

次に、姿勢・動作をチェックします。
ロルファーは、クライアントが立ったり、座ったり、歩いたりするのを観察したり、身体への気づきを深めてもらうことを目的に、自分の身体に対して感じることを率直に言葉にしてもらいます。

3)テーブルワーク

 

チェックが済んだら、クライアントはテーブルの上に横になります。

ロルファーは、ゆっくりとした、深部まで届くような圧を加えて、硬くなってよじれている筋膜を優しく押し伸ばしていきます。

圧の強さは、クライアントにとって不快ではないか、筋膜の解放を促進するのに十分か、などを考慮し調節します。

 

現在は、筋肉を包む筋膜のほか、心臓や腸などの内臓系から、脳や脊髄などの神経系までを覆う、全身の膜組織に対して広範囲に働きかけるため、軽く手を置く程度の繊細なタッチで整えていきます。



一方クライアントは、それによってどんな感覚が起こるかに注意を向けたり、ロルファーの指示に応じて特定の場所を意識して呼吸をしたり、イメージをしたり、深部の筋肉を使った繊細な動きをしたりします。

4)日常生活への橋渡し

 

それが終わると、テーブルから離れます。

ロルファーは、クライアントに自分自身の姿勢や動きのクセに気づいてもらい、日常生活で自分の身体に自覚的になれるように働きかけます。


また、テーブルの上で起きた変化が、立って歩いたときにも維持できているかどうかを見て、必要に応じて重力下での調整を行います。

5)生活の質の向上

 

座る、立つ、歩く、呼吸などが変化することで、日々の生活の質が上がることが期待されます。

ロルフィングは日常生活への適用を重視しているので、「普段の生活に戻った後の方が、セッションの効果が感じやすい」と言う方が多いようです。