2015年、8月10日でロルファーの認定を受けてから10年目、経験年数は9年になりました。

 

そして10月にはアドバンストロルファー養成トレーニング モジュール1(前期)を受講し、あとは来年2月のモジュール2(後期)を修了すれば、アドバンストロルファーの認定を受けることになります。

 

ロルフィングには、セッション(施術)でクライアントの身体のどこをどうみるか、また個々の技術のどれをどのように使うかなど、実際にセッションを組み立てるときの土台となる概念、5つの「プリンシプル(原則)」があります。

ちなみに、ロルフィングの創始者、アイダ・ロルフが残したのはベーシック10シリーズまでで、「プリンシプル」はアイダから直接教育を受けたロルファーたちがまとめたものです。

 

①「ホーリズム(全体性)」
②「サポート(支持)」
③「アダプタビリティ(順応性)」
④「パリントニシティ(二方向性)」
⑤「クロージャー(終結)」

 

①は、その人が痛みを感じている肩や腰などの局所だけではなく、今ロルファーが触れている手の下の筋膜や骨だけでなく、その人の身体全体、さらにその人の心や人間関係、環境までを含めた全体をみるということです。

これが、他の4つの「プリンシプル」を支える概念(プリンシプルオブプリンシプル)とされています。

 

②「サポート(支持)」と③「アダプタビリティ(順応性)」の2つは、10月のアドバンストトレーニングで特に強調されました。

このトレーニングでは、アドバンスト3シリーズもしくは5シリーズと言われる、3回もしくは5回の非定型のシリーズを提供するための方法を座学と実技で学びます。

これらのシリーズは、ベーシック10シリーズと違って決まった型がないために、これからする部分への介入によってその人の身体が全体として安定するかという事前の判断がより重要です。

たとえば、クライアントが首や肩周りの不調を訴えているからといって、すぐにそこへ直接働きかけることはありません。

まず、首や肩に施術の刺激を受け入れて変化する準備ができているか(「アダプタビリティ」)、そしてそれがあるとしたら、次に、それ以外の身体の部位が施術後にも安定性を維持できるか(「サポート」)を、事前に評価します。

 

次に④「パリントニシティ(二方向性)」、これは同じ直線上で逆方向の力がつり合っていることです。

このどちらでもなく⇒  ← ←  → ←

こんな状態です  ⇒  ← →

ロルフィングのインストラクターのエド・モーピンは、このつり合いによって身体に「拡張的なバランス」をもたらすことをロルフィングの主眼としているそうです。

たとえば、「私は猫背だ」と言うクライアントがいたからといって、胸をはって腰を反らし、上へと伸びる姿勢を勧めることはありません。
背中が極端に丸いなら、まずは下にある地面に向かって体重をあずられるようになってから、それとバランスをとるための方向として上への伸びを見つけられるように促します。

これは立った状態での上下ですが、このように身体の中につり合ったベクトルのペアをたくさん作って、身体を3次元に球状に広げていくのが、ロルフィングの一つの目指すところだと言えるかもしれません。

 

そして最後に「クロージャー(終結)」。

これは、あらかじめ回数が決まったシリーズであるということと、またそのうちの1回のセッションでも、最後には全体としてバランスがとれたところで終わる、1つの区切りになっているということです。

特にシリーズの終了を、ロルフィングでは「卒業」と言ったりします。

 

この「卒業」があるからこそ、私がロルファーを選んだわけで、そしてようやく「2015年をふりかえって」につながるのですが、前置きが長くなりましたので、続きは次の記事に書きます(笑)