2017年12月発行の「マニュアルメディスン研究会」機関誌の第105号で、耳鳴りと脳機能に関する英語論文を翻訳させていただきました。

昨年9月にロルフィングについて寄稿させていただきましたが、今回は医学論文の抄訳です

 

論文は、イリノイ大学のフセイン教授(Husain FT)の研究チームによる、「楔前部とデフォルトモードネットワークおよび背側注意ネットワークとの結合:長期の耳鳴りの不変の指標の可能性」(原題: Connectivity of precuneus to the default mode and dorsal attention networks: A possible invariant marker of long-term tinnitus.)です。

 

内容の要旨は、慢性的な耳鳴りは、脳内の神経ネットワークの一つが脳を休息させず、注意を引き続けていることで起きているのではないか、ということです。

 

 

 

マニュアルメディスン研究会については、拙ブログの「『マニュアルメディスン研究会』 機関誌 第100号に寄稿させていただきました」の記事から引用してご紹介します。

 

「マニュアルメディスン」とは、薬や手術だけに頼らず、手技による健康の快復を目的とした、徒手医学です。
いわゆる代替療法の一分野で、欧米ではオステオパシーやカイロプラクティックが代表的です(同サイト)。

「マニュアルメディスン研究会」は、アメリカのカイロプラクティックとオステオパシーをもとに、日本での徒手医学の発展をめざして、1990年に大場弘D.C.によって設立されました。

大場先生は、日本に数少ない、カイロプラティック神経学専門ドクター(DACNB)で、オステオパシーの頭蓋仙骨療法(クラニオセイクラルセラピー)を独自に発展させて、「身体呼吸療法」を始められました。

身体呼吸療法は、全身の体液の内圧変動のリズムを手技によって整えます。
運動不足、生活リズムの乱れ、心身のストレスなどが重なって、体調を崩している現代人にはとても有効な療法で、私も実践させていただいています。

 

医学論文の翻訳は初めてだったので、思っていた以上に大変でしたが、脳神経学の勉強や英語の復習の機会にもなり、非常に良い経験になりました。

微力でも、お世話になっている業界のお役に立てればと思っています。